子どもは、自分の心の気持ちを言葉で表すことが苦手で、しばしば、現状の苦しさを頭痛、腹痛、めまい、手足のしびれなどのからだの症状で訴えることがあります。それを心身症と言います。時にはご飯が食べられなくなる摂食障害(拒食症)、朝起きられない起立性調節障害、学校に行けなくなる不登校などを起こします。しかし、その多くが医師やスタッフとお話しをすることで、自然に治っていく病気です。

子ども達は成績、将来の進路、友達関係、親との関係で悩み、心身症を発症することがあります。悩みを抱えたときに、誰に相談をしたらいいのか、心身症にならないための予防を伝えていくのも小児科医の役割です。思春期健診や思春期アプリの開発を通して予防医学にも取り組んでいるグループです。