私たち福岡大学筑紫病院小児科の目指すものは、地域に密着した救急医療とともに、大学病院として質の高い医療と情報を提供することです。


一般小児医療から専門医療まで

周産期を除く概ね15歳までの小児疾患の診療を行っております。呼吸器感染症など一般的な小児診療に加え、血液検査、CT・MRIを含む画像診断、脳波等の生理検査等の検査を実施しており、専門医との連携を図りながら診療を行なっています。発達・心理、てんかん、循環器、アレルギー、呼吸器、内分泌の専門外来を設置しています。
高度な医療が必要となった小児については、福岡大学病院をはじめ地域の高度医療機関と連携し、最適な医療を提供しています。

小児救急医療の提供

福岡大学筑紫病院小児科は地域医師会と行政のご協力をいただき福岡徳洲会病院小児科とともに小児科夜間輪番体制を取り、地域の子どもたちがいつでも安心して受診できる小児医療を供給しております。輪番の日は地域の小児科開業医の先生と共に病院スタッフと連携を取りながら診療しています。当院の輪番日は月、水、金曜日です。

教育と研究

当科では毎朝の入退院カンファレンス、週1回のカルテカンファレンス、教授回診を行っております。全員で診断や治療方針の検討を行う事で、医師全体の医療水準の向上に努めていいます。学術的には毎週月曜日にカンファレンスを行い、自身の知識を深めるとともにお互いの知識向上を高めています。今後も福岡大学筑紫病院小児科ならではのテーマで国内、国際学会に積極的に演題発表し、論文執筆にも力を入れています。 また、研修医や福岡大学医学部の学生の受け入れもしており、常に患者家族の立場に立った一般小児科から小児専門分野の疾患の診療を通して小児科のやりがいを感じられるよう適切な指導体制をとっています。

専門医の取得

福岡大学筑紫病院小児科は日本小児科学会専門医制度研修施設のみならず,日本小児神経学会小児神経専門医制度研修施設,日本てんかん学会専門医認定研修施設として認定されています。さらに福岡大学病院とも連携をとっており、臨床遺伝専門医やアレルギー専門医の取得も可能でスペシャリストの育成にも積極的に取り組んでいます。

これからも、地域開業医の先生方と密に連携をとり、筑紫地域小児医療に貢献できるようスタッフ一丸となり努力してまいります

福岡大学筑紫病院 医局長
井上 貴仁