内分泌疾患は非常に多彩な疾患の集まりですので、下垂体、甲状腺等の内分泌臓器の病気から低身長、肥満といった幅広い疾患の診療を行っています。代謝疾患は、糖尿病と先天代謝異常症の診療を中心に行っています。糖尿病診療について、小児期は成人とは異なり、成長の段階に応じて、治療やご家族、児との関わりも変化します。基本的に小児科では中学生までの糖尿病患者さんの診療を行っています。

当院には内分泌・糖尿病内科があり、専門医からの助言を受けることができます。肥満に関しては、当大学にはスポーツ科学部があり、指導を受けながら、積極的に運動療法、食事療法を取り入れています。内科と連携し日本内分泌学会(小児科)専門医、日本糖尿病学会専門医の取得が可能です。

福岡大学病院は、先天代謝異常症の専門的な診断・治療が行える施設です。特に診断不明の症例を化学診断、酵素診断および遺伝子診断を使って正しく診断し、診療することに力を注いでいます。