指導医の1週間
指導医の1週間のスケジュール
私は、卒後14年目で内分泌グループに所属していて、病棟の2つあるチームのうちの1つのチーム長をしています。病棟では、私自身が主治医になることはありませんが、チームメンバーのフォローと入局1年目の先生のバックアップをし、同時に専門外来も行っています。1週間を紹介します。
午前
毎朝6時30分起床し、鳥の世話、朝ご飯を食べて7時40分頃病院へ出発します。8時頃に到着し、チームの患者さんの把握して、8時30分に入退院カンファレンスに参加します。その後、チームカンファをして患者さん達の方針を決めます。
3年目の先生の患者さんを一緒に診察しに行ったり、検査の手伝いをします。緊急入院が3年目の先生に入ったら、できるだけ一緒に診察します。治療方針など一緒に考え指示をだしていくお手伝いをします。指導医の立場になっても、専門外の疾患の知識もUPDATEしていくことで、総合的診療のできる小児科医として成長するのが福大小児科の伝統です。
午後
空き時間に3年目の先生の退院サマリーのチェックなどをします。 18時~20時頃自宅へ帰ることが多いです。家では、まったり楽しくすごして1時頃就寝します。
専門外来・クリニックでの勤務
月に2回、午後から筑紫病院の内分泌代謝専門外来に午後に行っています。その日は、外来終了後、七隈に戻り一応病棟患者さんの確認、チームに新患が入院していないかチェックして21時頃帰ります。
月に2〜3回、午後からOBの先生のクリニックへアルバイトに行きます。主に予防接種や、4か月、10か月、1歳、1歳半健診などしています。17時30分終了しますが、この後も、気になるので、病棟に戻って、患者さんを把握しサマリーなどのチェックもして帰宅します。
週に2回、専門外来があり、チームカンファでチーム患者さんの検査などのスケジュールなどはみんなで確認した後、外来に行きます。この日の3年目の先生のバックアップは、他のチームメンバーにお願いしています。
専門外来では、内分泌、代謝(低身長、思春期早発、肥満、糖尿病1型、2型などの診療をします。) 昼に休憩はとっていることが多いですが、夏休みなど患者さんが多い時は、17時頃までノンストップのこともあります。
外来が終わって病棟のチーム患者さんの様子確認やサマリーをチェックして、18時頃より外来カルテの整理や紹介状記載書類作成などをおこない20時から22時頃自宅へ帰宅します。
土日の勤務・当直
土曜日、日曜日はチーム内で当番を決めます。当番は朝9時頃までに出勤し診察します。出勤日もよほど仕事が残っていなければ午前中には帰って休息をとります。
当直は月に1回病棟当直と、土日の日勤1回と、3年目の先生のバックアップが2回ほどあります。急患センターのアルバイトは希望があれば、4回ほどもらえますが、自分は希望はないので、月に1回あるかないかです。
専門外来もしながら病棟の患者さんを把握するのは大変ではありますが、指導した先生たちが成長している姿をみると嬉しいです。