進行中の研究課題について
昨年度の科研費において,伊東 和俊 先生の研究が採択され,現在進行中のため紹介致します.
【研究課題】新生児ウレアプラズマ感染症の病態解析と治療戦略の確立
【概要】本研究では新生児、特に早産児におけるウレアプラズマ感染症の病態・経過を解析します。ウレアプラズマは女性の膣内に存在し、非妊娠時には病原性は低いとされています。しかし、妊娠期の上行性感染による絨毛膜羊膜炎が流早産の原因となることが知られています。ウレアプラズマは通常の細菌培養では検出できず、早期発見が非常に難しい菌の一つです。本研究は、新生児でのウレアプラズマ感染症を早期に検出し、その病態と短期的・長期的影響を明らかにすることを目的としています。